<独立チャンレジ>ベーカリーコース卒業生が、校舎にて1日限定ベーカリーをOPEN!「まるまるパンあかね堂」大盛況の裏側に密着。
レコールバンタンキャリアカレッジでは、在学中から飲食業開業の準備ができるプログラムが充実しています。その中の一つが、「独立チャレンジ」です。
在学中に、レコールバンタンキャリアカレッジのプロフェッショナル講師によるサポートを受け、ポップアップストアを出店できるプログラム。
在校生は、調理室&校舎2Fスペースを使用し、外部からお客様を集客することも可能。
レコールバンタンキャリアカレッジならではの、実践的な独立・開業サポート制度です。
今回は、卒業生が店舗の企画から運営までを行った「独立チャレンジ」の事例を紹介します!
2022年10月8日に、レコールバンタンキャリアカレッジベーカリーコース修了の卒業生が「まるまるパンあかね堂」を、レーヴ校舎2Fスペースにてオープンしました。(https://www.instagram.com/van.ba.2022/)
気になるメニューは……クロワッサン(税込280円)、パン・オ・ショコラ(税込320円)、米粉ショコラブレッド(税込180円)、ブルーベリーベーグル(税込380円)、ローストビーフを贅沢に使ったバゲットサンド(税込500円)など、29種類を用意しました。品数も豊富です!
「Instagramで集客を行いましたが、有難いことに、予約分だけで400個ほどご注文をいただきました。今日は、予約分を管理することと店頭に出す在庫管理で大忙しです」と、飯田さん。
開店は11時ですが、オープン前から行列ができるほど反響がありました!
お店は、ほぼ定時にオープンできましたが、すべての商品を並べることは間に合わず、また2Fの販売スペースから1F調理室にご予約分のパンを取りに行くなど、お客さまをお待たせしてしまう場面もありました。それでも、お越しくださったお客さまは「美味しそう!」と喜んでくださったり、パンについて質問をしてくださったり。なかには、たくさんのパンを注文してくださり、笑顔でお礼を伝えてくださる方もいました。
こちらは、フル稼働中の調理室!
ベーカリーコース卒業生・吉村さんは、「コロナ禍で、販売実習は中止を余儀なくされていましたが、修了直前3回の授業で、オリジナルレシピを完成させたことで、手応えを感じていました。担任の丸山講師に相談したところ、『売る楽しさも知ってもらいたい』とご尽力くださり、今回の販売実習が実現することとなりました」
販売実習の魅力については、①大量仕込み、②お客さんに販売すること、のふたつを経験できることだと話します。
一方で、運営の難しさもあり、「皆さん、平日はお仕事をしながら学んでいるので、打ち合わせはオンラインやSNSで行いました。また、0からブランドをたちあげ、店名、ポスターデザイン、お店のオリジナルキャラクターデザインを考えました。一発勝負の部分もありましたが、社会人が学ぶキャリアカレッジならではの独自色を出せているのが、醍醐味だと思います」
こちらは、フランスパンに、ミルククリームをテキパキと塗る卒業生・須田さん。
「デニッシュ担当なのですが、パイシートをカットして、必要な数量を瞬時に計算してカットしなくてはなりません。パパパッと計算するのが難しいです。モタモタしていると生地が悪くなってしまうので、カットでミスしたことは反省点です」と振り返ります。
販売実習のやり甲斐については「チームで動いているので、自分だけの作業に没頭するのではなく『どうしたらチームとして機能するか、上手くいくか』を考えるようになれたこと。
忙しい人がいたら手伝ったり、相手の立場を想像したりして動くようにしています」と話します。
その頃、店頭では……
1時間が経過し、少しずつ販売チームのオペレーションもスムーズになってきました。
外でお待たせしていたお客さまを、校舎内に誘導し、お待ちいただくウェイティングスペースを設けました。「こちらで、ご注文をおうかがいします」と、注文を取る係、お会計をする係と、ここでも役割分担が機能しています。
ベーカリーコースを指導してきた岩元講師は、「お客さまが並んでくださるとは思っていませんでした。お天気にも恵まれましたし、集客もよく頑張っていると思います。予約で400個、当日販売分も合わせると約800個のパンを調理しています。これだけ大量のパンを準備できただけでも、素晴らしいことです」と評価しました。
「このクラスはメンバー同士が仲良いので、スムーズに動けています。役割分担もできていますね」と、指導してきた丸山明子講師。
丸山講師は、専門学校卒業後、都内でベーカリーを経営し出産を機に事業譲渡。現在はベーカリー講師としてご活躍されています。
「まずは、大量仕込み、販売に慣れることが必要だと思っています。スムーズにできるようになったら、次の段階として『オリジナリティ』を追求してほしいですね。例えばメロンパンを売るなら“既存のメロンパン”をそのまま再現するのではなく、粉の配合を変えたり、四角く焼き上げたり、色んな表現法があっていいと思っています。綺麗に作ることができるようになったら、自分なりの解釈をして調理できるようになると、さらに付加価値が高められると思います。パン屋さんは、力仕事も多く肉体的に大変な面もありますが、地域に密着して、長く続けられるお仕事です。今回の店舗運営が、独立・開業のキッカケになれば嬉しいです」と、フィードバックしました。
大忙しでしたが、営業の合間に、メンバーで記念撮影も行いました!
独立チャレンジを通して得られた「学び」や「気付き」を、ぜひ今後のキャリアに活かしていってください。