22.03.24 24.04.01 更新

<講師がプロデュースに携わるお店>中島講師プロデュース。自分と地球にやさしいカフェ、勝どき・「Cafe 965」へ。

授業/特別講師/講演会
東京校

 

<講師がプロデュースに携わるお店>中島講師プロデュース。自分と地球にやさしいカフェ、勝どき・「Cafe 965」へ。

 

 

2022年1月17日にオープンした、勝どき駅から徒歩0分の「Cafe 965」。和紅茶やモリンガを使ったフードなどユニークなドリンク&フードメニューが揃います。

こちらをプロデュースしたのは、レコールバンタン講師として活躍する中島誠講師。どのようなコンセプトで、お店をプロデュースしたのか?インタビューさせていただきました。

 

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(写真 右:中島誠講師 左:店長 武田未来さん)

 

 

――― カフェのコンセプトは?

中島講師「自分と地球にやさしい」です。食・場所を通じて美しい心と身体を育み、豊かさを体験していただけるライフスタイルカフェを提案しています。環境に配慮したサトウキビストローの採用や、食材廃棄0を目指す取り組みも行っています。また、地球にやさしいだけでなく、自分自身を労わるようなメニューをラインナップしています」

 

 

――― プロデュースの経緯を教えてください。

「2021年5月から、運営元である株式会社クロコの飲食事業部の顧問として携わっています。株式会社クロコは創業4年目で、他にも『椿サロン 銀座』、『Tir na nOg』『トラピリカ』など、24店舗の飲食店を展開しています」

 

 

――― オススメのドリンクは?

「希少価値の高い和紅茶です。和紅茶と聞いても『?』という方がほとんどかもしれません。和紅茶は、日本で栽培され発酵された紅茶のことです。戦後、リーズナブルなインド産やスリランカ産におされ、生産量は激減してしまいましたが、細々と栽培は続けられていました。なかでもオーガニックの和紅茶は、紅茶の生産量の何%を占めると思いますか?正解は、わずか0.2%です。『Cafe 965』では、希少な有機和紅茶を提供し、茶葉の販売も行っています。和紅茶の特長は、砂糖を入れなくても甘みがあり、まろやかな優しい味わいが特徴です」

 

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――― 和紅茶の認知は広がってきているのでしょうか。

「そう思います。例えば、ミシュラン1つ星店を獲得した『sio』、『ザ・リッツカールトン日光』などでも和紅茶のメニューがあり、シーンとしても盛り上がってきていると感じます。また、ヘンプ由来のCBDオイルを加えた『CBDコーヒー』など、他にはないドリンクが楽しめます」

 

 

――― では、オススメのデザートは?

「デザートはすべてグルテンフリーですが、中でもスーパーフードとして注目を集めているモリンガを使った『モリンガテリーヌ』(550円)が一押しです、和紅茶と一緒にペアリングして欲しいですね。」

 

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――― どのような方々を、お客さまとして想定しているのでしょうか?

「勝どきエリアは、世帯年収の高いDINKS、ファミリー層などが多く暮らしています。本物志向の方々は、素材へのこだわりが強く、少し値段が高くても質のいいものをお求めになります。

例えば、『モリンガテリーヌ』には、宮古島産の国産モリンガを使用しています。モリンガ自体も希少ですが、国産となると扱っているお店は少ないです。また、リラックスをサポートする、と注目を集めているCBDオイルを使ったドリンクなど、感度の高い層にも喜んでいただけるように工夫を凝らしています」

 

 

 

続いては、店長を務める武田未来さんにインタビュー。

「2021年4月に入社し、2021年10月頃まで『椿サロン 銀座店』に勤めていました。看板メニューがホットケーキなので、毎日ものすごい数のホットケーキを焼いていました」と、笑います。

 

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<「Cafe 965」のお客さまは?>

「お仕事をしに来る人もいれば、学生さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ファミリー層も多いです。ベビーカーで来てくださるママさんや、主婦のグループがPTAの会議で使われることもあります。

各席に電源がついているので、長くくつろいでいただける仕様になっています。あとは、Instagramを見て、わざわざ『Cafe 965』を目当てに来てくださる人もいます。シチュエーションを問わず、どんな人にとっても居心地よく、気持ちよく過ごしていただけたらと思います」

 

<和紅茶のこと>

「温度は75℃から80℃くらいで抽出してます。これは、和紅茶がいちばん美味しく出る温度帯です。適温で1分間抽出し、最後の一滴までしっかり出してから提供しています」

 

<スイーツメニュー>

「スイーツは、すべてお店で手作りしています。『ほうじ茶プリン』は、ほうじ茶を煮出して作ったオリジナル『ほうじ茶シロップ』が味の決め手。お土産として購入される方も多いですね。『Cafe 965』としては、モリンガテリーヌを推していますが、モリンガを知らないお客さまも多いです。スタッフには、『お客さまへの提案が届くには、みんなのトークにかかっているよ』と伝えています。また、和紅茶について質問される方も多いので、レジトークはとても重要です。大切なトークポイントは、LINEノートで共有し、どのスタッフがレジに立っていてもご説明できるようにしています」

 

<オペレーションの工夫>

「オープン当初は、オペレーションが確立されていませんでした。エスプレッソマシーンが到着したのは、オープン直前だったので練習時間も限られていましたね。もともとエスプレッソマシーンを扱えるスタッフがいたので、他のスタッフにレジを覚えてもらうなどして、上手く分担して進めていきました。

私は、バイトさんも巻き込んでオペレーションを考えていきたいと思っています。ホール担当の人も、調理補助ができるように促しています。2か所、3か所と担当できたほうが、アルバイトさんもたくさんのシフトに入れますし、結果としてチームワークも良く効率も上がります」

 

<メニュー開発は?>

「ドリンクは私が担当し、フードメニューは福場というスタッフがアイデアを出しています」

 

<FOOD MENU>

「3月1日から、メニューを刷新しました。『ココナッツキーマカレー』、『ソイミートボロネーゼ』など、植物性たんぱく質のソイミートを使ったメニューがオススメです。

 

<DRINK MENU>

「Cafe 965はコーヒーではなく、紅茶を推していますということは伝えています。また、現在(2022年3月1日)は時短営業をしていますが、夜もカジュアルに飲めるカフェとして訴求していく予定です。今後はオーガニックのジン、ウォッカ、ビオワインなども拡充していきたいと考えています」

 

<インテリア/内装>

「白、黒、グレーの食器やアイテムしか置いていないのが特長です。また、内装には木を贅沢に使っていて、無機質で淡色なテイストに統一しています」

 

<飲食の喜びは?>

「私は、接客業がすごく好きです。時には、ドリンクを試食してもらったり、好きなフルーツを聞いたり、お客さまとお話できる時間が楽しいです。

ドリンクメニューに「寿太郎みかん」という珍しい食材を使っているのもありますが、次は何を作るか、お客さんの好みを反映して作っていくつもり。お客さんが喜んでいる表情を毎日見ることができ、何気ない会話ができることに仕事の面白さがあると思います」

 

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<Cafe 965>

東京都中央区勝どき2-9-12 HBビル勝どき 1F

8:00~20:00 (フードL.O 19:00 ドリンクL.O 19:30)

日曜定休

@cafe965_kachidoki

 

 

 

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