• ~卒業生講演会~発酵×スパイス食堂 Yajikko KITCHEN 矢路川結子さんをお招きして。参加者には特別ランチもご提供!

    2020年09月17日(木)

レコールバンタンキャリアカレッジ卒業生は、どのように活躍しているのか?

スクール選びの参考として、卒業生と直接コミュニケーションを取りたい、という方も多いのではないでしょうか。

今回のセミナーでは、OG・「発酵食×スパイス食堂 Yajikko KITCHEN」オーナーシェフ矢路川結子さんをお招きしてお話をうかがいます!

 

<ゲストスピーカーをご紹介!>

発酵食エキスパート1級、スパイスハーブコーディネーター、薬膳コーディネーターでもある矢路川さん。卒業後は、レシピ開発、撮影、ケータリング、イベント出演等様々な現場で経験を積み、発酵食を勉強。その魅力を伝えるレシピ本『すぐに始められる おいしい元気☆麹ごはん』(学研プラス)も出版しています。

矢路川さん「千葉県市川市から来ました!今日はよろしくお願いします。結婚したのを機に市川に住んでいて、もうすぐ14年になります。

まずは、私の経歴からお伝えさせていただきますね」

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<大学卒業後は、金融機関に就職>

「短大を卒業後、金融機関に入りました。その後転職したのも、金融機関でした。でも、30歳になって自分のキャリアを改めて考えた時に、当時の会社で60歳まで働く姿が想像できなかったんですね。そこで『自分が本当にしたいことは何だろう?』と考え、食の道に入ることを決めました。バイトでも飲食店経験はありませんでしたが、色々なスクールを調べるうちに唯一『調理も、ビジネスも学べて、現役のプロ講師から学べる』という専門校が、レコールバンタンキャリアカレッジでした」

入学時は31歳。平日は会社勤め、土曜日は授業、日曜は講師のアシスタントとしてレシピ開発や撮影に同行するという多忙なスケジュールだったそう。

「卒業後も、2年間はサラリーマンとフリーのフードスタイリストを兼業していました。フードだけでも食べていける!という手応えを感じ、会社を退職しました」

 

<自分の拠点を持ちたい。その想いで地元・市川市に開業>

「『自分の世界観の発信拠点となる場所が欲しい』と思い、市川市に『発酵×スパイス食堂 Yajikko KITCHEN』をオープンさせました。現在は、お店に立つ日を絞り、飲食店の運営以外のことを行っています。主に

  • 1.調味料の開発・販売
  • 2.料理教室の運営
  • 3.講師業
  • 4.コワーキングスペースなどの運営や
  • 5.お店をオープンする時のオペレーションのアドバイス事業
  • 6.  広告という意味合いもかねて、新聞、雑誌へのレシピ掲載

などを行っています。様々な発信方法を通し、私が大切にしている食を世に伝えています。

カフェは、往々にして『やりたいこと』と『収益』がズレてしまうケースが多いです。その辺りは比較的シビアに捉えていますし、今になって金融に勤めていた経験が役立っているなと感じています」

 

<レコールバンタンキャリアカレッジの、ここが良かった!>

「授業風景を振り返っていきますね。

これは、フレンチの基礎を学ぶ授業です。調理方法はもちろん、盛り付けや撮影までをトータルで学べるのですごく実践的でしたね。和食の授業もあり、その時も食材をどう使って構成するのか、どういうお皿に盛るのか?という見せ方までを考えたのが印象に残っています。私は、2年半前にレシピ本を出版させていただいたんですが、授業で学んだことがダイレクトに活かされました。どういう料理を選び、どんなお皿に、どんなイメージで盛りつけるのかをトータルで考えることは、授業で学んだことそのものです。

また、キャリアカレッジで『スパイス』についての授業があったこともお店のコンセプトに通じていると思います。現役プロフェッショナル講師なので、知識が豊富でとても面白かったですね

あと、調理の講師も『本当はこういう風に教えるんだけれど、現場ではこっちの方が楽だし効率的だよ』という現場に即した知恵を教えてくれました。今でも、その時に習った調理法を活用していますし、在学中のノートやプリントはすべて保存しています」

 

<キャリアカレッジならでは。在学中からアシスタントを経験>

「これは有名なシェフのパーティの現場です。同期5名ほどが呼ばれて、200人規模のパーティの現場を経験することができました。

あとは、テレビの現場に呼んでいただくこともありましたね。華やかな雰囲気ですが、タイムスケジュールはシビアなので『絶対に仕上げなくてはいけない!』という心地いい緊張感がありましたね。他にも、ウエディングや撮影といった現場に呼ばれたことは、とても勉強になりましたし、たくさんの刺激をもらうことができました」

 

<コロナ禍でも、売り上げ好調。その秘密とは?>

「コロナ禍で飲食業界は大変といわれますが、実はウチのお店は、4月、5月、6月と前年比よりも伸びているんです。いくつかの要因があると思うのですが……まず、テイクアウトにはとても力を入れています。市川市はベッドタウンなので、これまでは東京のオフィスで過ごしていた方が、今は日中も市内で過ごしていることが多いんです。テイクアウトに力を入れることで、ご縁がうまれてそのお客様が夜に飲みに来てくれたり、週末に食べに来てくれたり、来店に繋がりました。今後は企業様向けのお弁当も考えています。『健康経営』を行う企業さん向けに、お弁当を提供できるように準備を進めています。

あとは、調味料という名の『飛び道具』も販売しています。お客様のところに飛んでいってくれるので、そう呼んでいます。調味料には、調味料で作れる100種のレシピもつけて付加価値をつけています。コーヒー屋さんで販売されている豆と同じですね。他にも、エプロンなどキッチンまわりのアイテムも販売しています。

ウチのお店は駅から少し離れており10坪と小さいので、回転率が大切です。ですが、どちらかというとそれ以上に接客の仕方や商品の打ち出し方の方も大切に思っています。

常連様のお客様や新規のお客様、老若男女問わずお客様にいらしていただいています。

なので、1人1人のお客様にあった距離感や商品提供を大切にしているのです。

またコロナ対策で1席潰したんですよ。もともと席数が限られているので辛い決断でしたが、その分、その空いた場所に販売スペースをつくったり2名様向けのスペシャルなコースを提案したり……そうした一つひとつのことに真剣に取り組んでいた結果が、コロナ渦でも変わらず色々な人にいらしていただけることに繋がっているのだと思います。

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また、講演会後の質疑応答では、特製のお弁当がふるまわれることに!

醤油と甘麹で味付けしたきんぴらごぼう(上段真ん中)、醤油麹で味付けしたキノコと野菜の炒め(中段左)、甘酒と醤油で味付けしたオーガニックポーク(中段真ん中)、鶏むね肉を塩麹に付けて焼き上げたソテーに甘酒入りトマトソースを添えたもの、タネに醤油麹を入れたハンバーグ(下段右)など、「発酵」を取り入れたヘルシー&大満足なメニュー!参加者も、舌鼓を打っていましたよ。

また、受講生からの踏み込んだ質問にも、丁寧にオープンに答えてくださいました!

 

実際に活躍している卒業生と接することで、卒業後のビジョンを具体的に描く一助になったのではないでしょうか?

矢路川さん、ありがとうございました!

 

店名:発酵×スパイス食堂 YajikkoKITCHEN

住所:〒272-0023 千葉県市川市南八幡1-1-17

HP:https://www.yajikko.com/yajikko-kitchen

さらに詳しいスクールの特長はパンフレットに
記載しています。お気軽にお問い合わせください。

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