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<新しい飲食の形>2foods 渋谷ロフト店常設の「FOOD TECH PARK」。知っておきたい、グローバルフードテック&話題のスタートアップブランドをチェック!ー後編ー
2021年06月17日(木)
ウェルビーイング事業を展開する株式会社 TWOは、“ヘルシージャンクフード” をコンセプトとしたプラントベースドフード(植物由来原料)ブランド「2foods」(トゥーフーズ)を立ち上げ、2021 年 4 月 15 日に、旗艦店(カフェ)として渋谷ロフト店を含む都内 3 店舗、オンラインショップを同時グランドオープンしました。
前編に続き以下後編となります。
サステナブルな食の循環として「プラントベースドフード(植物由来原料)」が注目されつつあります。プラントベースドフードが支持される背景には、人口増加による動物性たんぱく質の供給不足や、植物性たんぱく質は動物性のたんぱく質に比べ、生産に必要な水、温室効果ガスの排出量、必要土地面積、飼料の軽減が期待できる点が挙げられます。
先日ご紹介した2foods渋谷ロフト店でも、世界中から選び抜いた最新フードテックを体験できる「FOOD TECH PARK」を常設。エシカルでサステナブルな商品の魅力や背景・想いを知ることができます。
今回は「FOOD TECH PARK」出展の7ブランドをチェックします。(展示商品は、約1ヵ月ごとに入れ替わります)
- OmniMeat(Green Monday)
オムニミートはアジアを中心に世界7カ国・30,000の販売店舗で採用されているプラントベースミート(代替肉)。大豆、えんどう豆、椎茸、ビーツ、米などのプラントベース原料のみを使用し、植物由来の粘着剤・固化防止剤を使用しています。
味、舌触り、栄養価、価格のバランスを重視したクオリティ。袋から取り出し、そのまま料理ができ、揚げ・焼き・蒸し・煮込みなどさまざまな料理に使えます。MSG(グルタミン酸ナトリウム)は不使用(旨味調味料不使用)。また、 コレステロールゼロ、飽和脂肪酸96%減、カロリー70%減、カルシウム267%アップ、鉄分14%アップと栄養面も優秀です。(※推定値と未調理のひき肉比(84%赤身、16%脂身)と比較して)
ネクストミーツの理念は「地球を終わらせない」こと。人間由来の温室効果ガス排出量のうち、肉の生産による排出量は全体の約15%を占める、と言われています。動物性食品の消費を減らすことで、温室効果ガスの排出を改善できると考え、「NEXTチキン1.0」「NEXT牛丼1.2」「NEXTカルビ1.1」「NEXTハラミ1.1」など食べ応えのある植物代替肉を提供しています。
カナダ産のオーガニックコオロギのみを使用したお菓子とおつまみのメーカー。数ある昆虫食の中でも、栄養価の高さや飼育面での環境負荷が低いと言われているのが「コオロギ」。食べやすく、ビギナー向けの昆虫食なのだそう。コオロギは、丁寧にローストし、香ばしく仕上げています。粉末にしたコオロギを生地に練り込んだ、お菓子やおつまみも開発しています。
創業文久二年の豆腐屋の染野屋が8年の歳月をかけて完成させた100%植物性のお肉「SoMeat/ソミート」。ベジタリアン、ヴィーガン対応の新しい大豆ミート。プラントベースミンチ、しょうが焼き、からあげ、キーマカレーなどバリエーションも豊富。
株式会社染野屋HPでは、「お肉とソミートの環境負荷比較」の図を出し、分かりやすく解説しています。例えば、2006年に国連機関のFAOが発表した「ライブストックロングシャドー報告書(邦題「畜産業の暗い影」によれば、畜産が発する温室効果ガスの量は全体の18%。世界の全ての輸送機関(車、電車、飛行機、船)の合算以上になるそう。他に、食用牛肉1kgを作るのに必要な穀物は約11kg、食用豚肉を作るのに必要な穀物は7kg、食用鶏肉1kg作るのに必要な穀物は4kgということや、毎週食べているお肉の1/3を植物性に切り替えるだけで、たった1人でテニスコート一面分の森林が復活できる計算になる※1そう。
動物性から植物性にタンパク質源を替える「プロテインシフト」が、地球環境を考えたひとつのアクションであると教えてくれます。
世界初の、完全食クラフトチョコレート。完全食とは、タンパク質、ビタミン、ミネラルまで人間が必要な栄養素を含んでいること。「andewタブレット(ノーマル)」は原材料に、カカオマス、カカオバター、甜菜糖、アーモンド、きな粉、ココナッツパウダー、けしの実、チアシード、抹茶、昆布、栄養強化剤(植物由来)、塩を使用。ヴィーガンの人も楽しめる、植物由来原料のみを使用しています。(チーズケーキを除く)
22歳の現役女子大生が立ち上げたブランド「MAAHA」。クラウドファンディングでガーナ現地にチョコレート工場を建設。ガーナのカカオ農家が育てたサステナブルなカカオから、エシカルなチョコレートを提供しています。売上の一部は、ガーナでの医療支援、カカオ農家への自立支援、環境保全、女性の雇用創出、教育支援などに還元されます。
メイド・イン・ジャパンの技術と海外で経験を積んだシェフの感性が融合した新ジャンルの干物。塩、砂糖、ハーブなどを合わせたソミュール液とハーブ&スパイスによる調味で、干物の味わいを凝縮。特徴のひとつは「魚グリルを使わない」洋風の干物であること。調理は、フライパンとオーブンのみで、後片付けも簡単です。アクアパッツァやスープなどと相性も良く、干物の可能性を広げます。
最新のフードテックと、食の可能性を感じられそう。代官山校舎からも近いので、是非足を運んでみては。
■ブランドインフォメーション
公式ブランドサイト https://2foods.jp
公式インスタグラム @2foods.official
公式ツイッター @2foods_official
2foods 渋谷ロフト店
住所 :〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町 21-1 渋谷ロフト2F
営業時間 :渋谷ロフトの営業時間に準じます
※1世界の一人当たり牛肉使用料(Kg/年) 22.4Kgから(三井物産戦略研究所資料)と100gの牛肉を生産するために必要とされる土地(3.3㎡・ヘルプマニュアルズ資料)から理論値で算出。ただし国によって消費量が大きく異なるので想定復活森林面積も、米国(38Kg/年)であれば1,256㎡、日本人(9.8Kg/年)では324㎡となる。
<中島講師コメント>
最近の日本においては2011年の東日本大震災からでしょうか、「日常の急な否定」が具現化されました。それから我々は日常の食べものが自分達自身の身体を作ることを急に意識し始めました。そして食べ物にこだわり始めると自然と環境問題という問題に触れ、地球に配慮した食べ物を摂取しようと思うようになりました。そのような時代背景の中でこのようなプラントベースドフードが注目されるのは自然なこと。我々1人ずつの小さな選択が積み重なってやがて大きな影響力になります。今必要な選択、少しずつでも始めたいですよね、
これからの活躍、応援してます!!
中島誠講師
エンタメカフェプロデューサー
(株)ZERO CREATIVE 代表取締役
(株)リノベーションプランニング社外取締役
さらに詳しいスクールの特長はパンフレットに
記載しています。お気軽にお問い合わせください。