• 実店舗を持たずに、ブラウニーのブランドを展開「MY FIRST BROWNIE」プロデューサー 立本裕輝さん

    2021年03月22日(月)

今回訪れたのは、赤坂のコーヒーとチーズケーキが美味しいカフェ、CAFE SANS NOM AKASAKA。

2020年3月にカフェオーナー科(1年制)を卒業した立本裕輝さんが迎えてくれました。

実は立本さん、こちらのカフェでバリスタとして活躍しながらも、無店舗でブラウニーのブランドを展開しています。

#無店舗経営、#ゴーストカフェ、#ゴーストキッチンに興味のある人、必見!リスクを最小限に抑えた、これからの時代にそった最先端フードビジネスについて聞きました。

インタビュー役は、当校でも講師を務めていただいているエンタメカフェプロデューサー 中島 誠講師です。

 

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――― MY FIRST BROWNIEを始めたのは?

2021年1月からです。「娘が母親から初めて食べさせてもらったブラウニー」をコンセプトにしていて、ブランドのサブタイトルの通り、ヘルシーでナチュラルな素材を使っています。

 

――― ゴーストカフェ形式で、スイーツショップを始めようと思ったキッカケは。

将来的に、独立したいと考えているため、ブランドを作ることは今からでも出来ることだと考えたからです。今の時代なら、店舗を持たなくても展開できる環境だと感じました。

――― そもそも、なぜブラウニーを選ばれたんですか。

もともとコーヒーが大好きで、どんなブランドを展開しようかと考えたときに、コーヒーと相性の良いブラウニーが思い浮かびました。皆さんが好きなスイーツで、親しみやすいのでピッタリだと感じました。ブランドターゲットは女性全般で、少女の時に食べた物を今度は自分が母親になっても自分の娘に食べさせたいなと思える、時を経ても色あせることがないヘルシーでナチュラルな素材を使っています。

 

――― バリスタでもあり、自分でもゴーストカフェをしているというのは新しいですよね。

そうかもしれないですね。今年の1月から始めましたが、両立できていると思います。自分がプロデュースするブランドなので、自由度も高いですしね。

 

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――― 味の種類は?

チョコレート、抹茶、ほうじ茶の3種類がスタンダードで、1種類が季節限定のブラウニーです。

 

――― ブラウニーには、米粉を使っているんですね。

気付いてもらえて嬉しいです。小麦粉ではなく米粉、バターではなく米油を使っています。グルテンフリーで、食べ物に気を遣う方にも受け入れてもらえるスイーツを考えました。

 

――― 月の作業量は?

月に2回くらい、レンタルキッチンを借りて仕込みを行っています。1種類を作るのに、1時間くらいかかるのでトータルで4時間くらいですね。冷やし固めてから商品を梱包しています。

 

――― 販路は、どのように開拓されていますか?

事前にCAFE SANS NOM AKASAKAの店長に交渉し、置いてもらっています。また、お付き合いがある店舗はもとより、お付き合いのない店舗にも足を運んで、置いて貰えるように営業を頑張っているところです。

 

――― 具体的には?

自分が「いい」と思うコーヒースタンドに営業をかけています。豪徳寺「シュエット・トレファクチュール・ラボラトワール」というコーヒースタンドに交渉したところ、ブラウニーに合うコーヒーを提案してくださり、先日までコーヒーの物販を行っていました。

 

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――― ブランドのロゴは、どのように考えましたか?

知り合いのデザイナーさんにお願いしました。初めてのことなので、手書きでイメージを描いて、渡したんですよ。プロなので、こちらの意図をしっかり汲み取ってくれました。

 

――― 1日、どれくらい売れますか。

CAFE SANS NOM AKASAKAでは、15個~20個は売れますね。

店内で召し上がるのは女性が多く、アイスクリームを添えて楽しむ方が多いです。あとは、近所のジムに勤めている女性トレーナーさんが気に入ってくださり、よく購入してくれます。土地柄、外国人のお客さまも多いですね。間近で感想を聞けるのは、有難いです。

 

――― 季節のフレイバーは、どのようなものですか?

2月は、オレンジとチョコのブラウニーを作っていました。オレンジとチョコレートは相性が良く、ご愛顧をいただいていました。ブラウニーの日持ちは、2週間ほどで、最近はギフトパッケージも用意して、差し入れやプレゼントにもなる仕様にしました。

 

――― バレンタインデーシーズンには、どれくらい売れるものですか。

バレンタインに限らずですが季節的な商品を提案すると、1.5倍くらいです。季節を考慮してプレゼンテーションすることは大事ですね。

 

――― #ゴーストカフェとしてのスイーツショップの楽しさは?

ECサイト(https://mfbrownie.theshop.jp/categories/3191941)やパッケージを、どうしたら売れるのか?と常に考えて、アイデアをすぐに形にできること。

細かなところなのですが、最近、商品に貼るシールをリニューアルしました。旧シールはステッカーが白かったんです。でも、白いとブラウニーのパッケージに貼ったときに中身が見えにくい。そこで、ステッカーを透明に変更しました。高級感も出ますし、中身も見えやすくなりました。直感的に手に取ってもらうためにも、ビジュアルはとても大事ですね。スイーツなので、女性目線は大切にしています。

 

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――― レコールバンタンでの学びは実践的でしたか?

知らないことを毎日学べるので、とても良かったです。特に、中島講師の「ストーリーブランディング」という講義は、タメになっていますよ。

商品でも、個人でも「ブランディングをすることが大切だよ」というメッセージが印象的でした。この商品なら、「ヘルシー&ナチュラル」というブランドとしての使命を掲げていて、そこから外れることはしないようにしています。

 

――― ブランドを始めて、大変なことはありますか。

自分の視点だけでは、お客さまに認知してもらえないこと。

例えば、Instagramの運用もしていますが、投稿にはどうしても自分のキャラクターが出ちゃうんです。それを、いかに「ヘルシー&ナチュラル」のコンセプトに乗っ取って投稿していくか、実装することはすごく難しいと感じています。今も、正解だとは思っていないので模索中です。

 

――― ブランドを展開するのに、かかった費用について教えてください。

トータルで30万円前後です。ブランドのロゴデザイン代、食材仕入れ、レンタルキッチンを使う会場使用料のみ。すべて、自己資金です。毎月のコストは、食材仕入れと包装費販売のみ。キッチンカーよりも、無店舗経営は手頃なのでトライしやすいと思います。

 

――― 今後、どのようなブランドにしていきたいですか?

より多くの女性の方に喜んでもらえるブランドにしたいです。あとは、僕が熊本出身なので、熊本のお米を使った商品を展開したいですね。

熊本って米どころなんですよ。『森のくまさん』『三度のときめき』などブランド米も多いので、そうした銘柄を使ったブラウニーも作りたい。いずれは、地元でポップアップショップを開けるようなブランドに育てていきたいですね。

 

――― 実店舗については、どのようなお考えですか。

必要性があれば、と思っています。ブランドの形は、お客様の希望に応じて変わっていくものだと思っているんです。ポップアップを開くのは楽しそうなので、チャレンジしたいです。でも、個人的には、実店舗を持つことだけがゴールではないと考えています。

 

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<中島誠講師コメント>

「働き方改革って飲食業界には少し無縁のように思われてますが、それは間違いで、これからは個の時代だと個人的に思っています。2020年末に風の時代になったわけですから、飲食業会でも今後は複数の肩書きを持って活動していくのもスタンダードになっていくでしょう。異業種から見ても店舗ビジネスは初期投資が高く、利益率が低いと揶揄されている現状を考えると、まずはローリスクで先立ってブランドを作っていくことが必要です。その後着実にファン作りをしてからニーズのあるタイミングで店舗ビジネスに挑戦するのがオススメです。これからの活躍、応援してます!!」

 

<MY FIRST BROWNIE>

MY FIRST BROWNIE(@myfirstbrownie) • Instagram写真と動画

 

中島誠講師

エンタメカフェプロデューサー

(株)ZERO CREATIVE 代表取締役

(株)リノベーションプランニング社外取締役

Instagram:nakajima_makoto_

 

 

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